【WJ】少年ジャンプ 2023年 32号 感想

ロボコ表紙かつ、両津も表紙にいるので(こち亀の読み切りが載っているため)、普段の5倍くらい元気な表紙でよかったです。なんか「少年!」って感じ(ロボコも両津も少年ではないのに……)。

ちなみに、最近感想の量がめちゃくちゃ増えてしまって更新に時間がかかってしまうため、今回からONE PIECE以外は基本的に一言感想スタイルにすることにしました(書きたくなったときはこの限りではありません)。

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僕とロボコ

第144話 モツオと親友

巻頭カラーは3周年記念。もっと長く連載しているマンガだと思っていました(勝手なイメージ)。

先週がシリアス回だったので実はちょっと落ち込んでいたんですが、今回で上手くコメディに落とし込んでくれてよかったです。ラストの「いい話っぽいけど、本当にそれで大丈夫!?」感もロボコ感があってよかった……よかった……!?

私はロボコに詳しくないのでわからないんですが、このモツオの設定って来週以降も引き継ぐんでしょうか!?私とモツオは他人なのにめちゃくちゃ心配しています。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 126 後で殺す

先週の予想通り、熊埜御VS豹戦に平助参戦!回でした。主人公側(暫定)が2の2対1で勝ちそうになっちゃって大丈夫なのか気になりますが、ここのために「熊埜御が一般人を巻き込む」という描写があったのかもしれないと思いました。

また、射撃に限れば坂本をも上回る能力を持つ平助の特性が、熊埜御の武器との相性を上手く使って生かされているのもよかったです。合わせてこの初戦で「坂本陣営は不殺」であることも示してくれて、タイ編の初戦に相応しいバトルに。

急に両目つぶって銃を撃ったときは「なに!?」と思いましたが、それもまたSAKAMOTO味。味方の装備に跳弾させる離れ業(いくら金属に当てたとは言え豹は無事なのか?)が光り、サブタイトルの「後で殺す」がまさか味方陣営内でのセリフだったことが回収される小気味よい回でした。次週辺りで決着かな。

こちら葛飾区亀有公園前派出所

希望の煙突「夏」 1963 勘吉たちの夏休み

両津の子ども時代の読み切りが掲載。

軍艦島(端島)は名前を聞いたことはあるものの、詳しいことは全然知らなかったため新鮮な気持ちで読めてよかったです。こち亀の両津の子ども時代編というといわゆる感動ものを予想していたんですが、泣ける話と言うよりも「勘吉たちの夏休み」という副題に相応しいノスタルジックなストーリーでこれはこれでよかったです(毎回泣ける話にしてもワンパターンになっちゃうし……)。

ラストで「今の軍艦島には行かない」ことを選ぶのも、個人的に好きな終わり方でした。っていうか、ここで両津のこの話を好意的に聞いていて、かつ「やめておくよ」という言葉にも嫌な顔1つしない中川と麗子、すごくいい人間関係だな……と思いました。

令和になってもこち亀が読めてうれしい!!!

僕のヒーローアカデミア

No.383 少女のエゴ

トガちゃんの話(に限ったことではないんですが……)、この辺りの「生まれたときから大多数の人間と違う価値観を持っている人間の話」の落とし所って、今まで多くの作品が取り扱ってきた命題で、かつ誰もが納得するベタな落とし所がないものなので描くのがすごく難しいだろうなと感じます。

そんな中で、僕のヒーローアカデミアという作品の麗日お茶子というキャラクターが出す答えがどんなものになるのか、その結末にとともに見届けられたらいいなと思います。

アスミカケル

Round4 兄と弟

思った以上に兄(一狼)の登場が早く、実は1話から登場していたことに驚きました。話のテンポがいい……というか、もしかして話の進みがだいぶ早い作品なんじゃないか!?ってことに今さら気がつきました(良し悪しの話ではなく)。一狼は意外といい人なのかもしれない……?と思わせてからの落とし方もジェットコースター通り越してフリーフォールみたいになってる。私はこれくらいが好みです。

次週で兄と戦うと思うんですが、主人公の積極的な格闘(?)を見られるのが楽しみな気持ちと、実力的に勝てないだろうな~~~という不安でドキドキします。今週で兄弟の戦い方のスタイルの違いを出してるのもこの引きにかかってるんだと思うと、やっぱり構成力の高いマンガだな~と感じます。

アイスヘッドギル

第3話 ギルとサナ

ネームドキャラが出てきた&この町にしばらく滞在しそうというところで、この「サナ」が仲間になるのかもしれないな……と思いました。今回の話はおそらくそれに繋げるためのサナの紹介回といった感じだったので、次号以降でサナの魅力を見せてくれることに期待。

サナも「罪人」の血筋という話があったので、味方陣営がみんな罪人の血筋になるとかそいう、ちょっと中二っぽい感じの設定も期待しています。

ウィッチウォッチ

116 災いの日-③

私はジャンプで重い話(一ノ瀬家など)を読んだ後、ウィッチウォッチかロボコを読んで心を癒やすのが毎週のルーティンだったんですが、最近のウィッチウォッチが全然癒やされない展開になってきたのでつらいです。

でもバトル展開も死ぬほどおもしろい……。

各々バラバラで戦っているので結構長丁場の予感がしますが、絶対おもしろいんだろうなという確信がすごい。毎週、日常回とバトル回を同時に2話ずつ掲載してくれたら最高なのに(むちゃくちゃを言う人)。来週も楽しみです。

逃げ上手の若君

第117話 見極め1337

帝からの返信とともに、新たな仲間を得て、若が着々と次のステージへと進んで行く感じが頼もしくもあり切なくもあり……という気持ちです。とはいえ、歴史が決まっているにも関わらずここまでストーリーがおもしろいのは本当にすごいなと毎回思います。

今回まで、マンガ的にはいわゆる「修行回」にあたるところだったのかな~と思うんですが、北畠顕家の登場によりそろそろ話が動き出しそうで今後が楽しみです。それにしても北畠顕家、キャラも絵柄も濃い。好きです。

キルアオ

page 12 バチバチフットサル

幻獣組とは言え一般人と殺し合いが始まったらどうしようと思っていましたが、フットサル勝負でよかったです(期間もちゃんと取ってあった)。

スポーツの書き方は流石黒バス経験者という感じ。主人公チームが大狼、シンだけじゃなく、鬼頭先輩も参加してくれるところが個人的に好きポイントでした。今回でキック力だけなら互角かも……!というところを見せてくれたので、来週はちょっと追い詰められつつ、シンとの協力プレーや、鬼頭先輩のいいところが見られたらうれしいなと思っています。藤巻先生って鬼頭先輩に見せ場を作るのが上手そうなので、今後あって欲しい展開です。

鵺の陰陽師

第9話 オカルト部仮入部

先週の戦闘回を経て、今度は10日に鵺さんの契約権をかけて勝負!という流れに。この辺りは割と王道バトルものって感じ。今のところ王道バトルものの中にオリジナル要素をちりばめていくのが上手い作品という印象で安定感があります。

また、なんとなく察してはいたんですが、もしかしてこのマンガって……複数ヒロイン系!?なんか最近はそういう感じの人物構成をあまり見ていなかったので(私の購読範囲の話)、逆に新鮮かも。仮に鵺の陰陽師がそういうゲームだったとしたら鵺さんが隠しルートヒロインでメインヒロインが先輩かな~と思います。

とはいえしばらくは藤乃さん回っぽいし、この流れで陰陽師側の体制についても説明がありそうなので、それが楽しみです。

暗号学園のいろは

第三十一号 「二次ある戦争は三次ある」

シャレにならないサブタイトル!!!とはいえ、このマンガ、第一話で「第四次世界大戦は紙と鉛筆でおこなわれる」というサブタイトルを使っているので、今さらなのかも……。ちなみにこれを書きながらこの「第四次世界大戦は紙と鉛筆でおこなわれる」アインシュタインの言葉(予言?)「第三次世界大戦についてはわかりませんが、第四次世界大戦ならわかります。石と棍棒でしょう。」から来ていることを知りました。暗号学園、サブタイトルの元ネタも洒落ていて好きです。

クラスごとのトーナメント戦にする場合戦わないクラスが出てくるのもったいないと思っていたら、ここでD組とF組、B組とC組、それぞれの「同盟」が組まれる結果に。それぞれの上澄みが出てくると思うとなかなか……。

このために人望モンスターがA組最強メンバーを選出することを提案、夕方とのリベンジマッチを経て最強の6人が集まるというのも熱い展開。他のマンガだったら「僕たちの戦いはここからだ!」を連想するような最強っぷりですが、西尾維新にはよくあることっちゃよくあることなので先が全然読めません。夕方さんと東洲斎さんの過去も気になりますが、それがこの決勝戦で語られるフラグも立ったので決勝戦が楽しみです。

テンマクキネマ

13 天幕瀧飛虎

今回は天幕の過去編がメインの回でした。

この回想を見た感じだと天幕はずっとあの映画館に居たわけではなく、幽霊として現れたのが第一話のときっぽいけど、何か理由がある……?あと、ヒロインを見たときの反応と、今回で語られた「天幕の母が女優」という情報を合わせると、もしかしてこの女優とヒロインに血縁があったりするのかな?という雰囲気も感じました。

この回でテンマクが映画や白河監督、元に対してどんな気持ちを抱いていたかがわかったので今までの行動とかも腑に落ちるところが多くなった気がします。この回もうちょっと序盤で見たかったかもな~という気持ちもありますが、今後の展開に期待したいと思います。

人造人間100

第29話 自分より大切なもの

絢子と兄の関係は人造人間という存在がなければ歪むことはなかったのだろうな……と思うと悲しい(今の状態を歪んでいると言うのも失礼かもしれませんが)。

また、「この作品はおそらく最後まで人間と人造人間がわかりあうことはないだろう」と前にも予想を書いた気がするんですが、今回はその辺りがNo.100を通してしっかり描かれているのがよかったです。

「あしびはどうせ治るんだから痛めつけても構わない」 「初めて"痛み"を知った。だから私はもう二度と自分が痛い思いをしないように徹底的に相手を痛めつける!」

これこそ人造人間100!!!って感じで本当に良い。

ドリトライ

第10話 自分の情けなさ

父の「正当な後継者」を前に為す術のない主人公と、彼から語られる父親の信じられないような所業に打ちのめされる回……、のはずなんですが、相手のやばさに気を取られて読者も結構それどころじゃない回でした。相手これ、時期的にまだ違法じゃなかった(と思う)覚醒剤使ってるとかそういう感じなのかも。

主人公がこの戦いを避けないことを考えると、もしかしたら違法薬物利用の摘発か、相手の薬切れによる自滅を狙うコースになるような気がしますが、前者は法的に厳しそうだし、前者後者共にすっきり勝った感じにならなそうなのがネック。

あと今回のアオリ文の「何度でもリトライ!!」「ドリトライ」が「DO RETRY」であることに気がつきました。いいタイトルだと思います(気付いてなかったのに急に言う人みたいになってしまった)。

一ノ瀬家の大罪

第32話 一ノ瀬家の崩壊

文字通り「一ノ瀬家の崩壊」でした。

なんかタイザン5先生って「世界の滅亡」とかそういうスケールじゃない、現代日本のどこかであり得る「崩壊」の描き方がめちゃくちゃ上手いので読んでいて結構ダメージがでかいな……と思います。最後の食卓が傾いて食事がめちゃくちゃになるシーンとか色んな意味でショッキングでした。颯太ってやっぱり死んでる?感じですが、実際どうなんだろう……。

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来週からONE PIECEが連載再開!!!55周年回に間に合うように色々調整してくれていたのかも……。なんにせよ楽しみです!!!