【WJ】少年ジャンプ 2023年 36・37号 感想

今週は合併号!!!

表紙は連載陣大集合。ONE PIECEは4人分も枠をもらって流石だ……と思いました。 また、SAKAMOTO DAYSは「南雲がそこなんだ!?」とか、夜桜も「狂一郎がそこなんだ?」とか意外な人選もあって良かったです。アイスヘッドギルもここにサナが来ると思っていなかったのでちょっと驚きました。

今週は全体的に短めの感想になりました。

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SAKAMOTO DAYS

DAYS 130 再会

サブタイトル前回と同じだ!!!前半/後半って感じなのかな。

今回では有月の中にリオンの人格があったことに関する詳しい説明はなく、そろそろ赤尾と有月の空白の1年や2人の死の真相について知りたくて焦れてきました。とはいえ、それを明かすのがバンコクでというのもしっくりこないな~と思っていたので、ここで日本に戻るのであればそっちで種明かしされることを期待しています。

研究所のシーンではリオンの人格だったというのは意外でしたが、よく考えるとじゃあこの直前辺りで有月が気絶するようなことが起きていたのか?と思うとちょっと面白かったです(有月が寝ただけで出てこれるのかもしれませんが……)。

個人的には鹿島がかわいそうな気がしていたので、ここで坂本サイドに入るのはちょっとうれしいです。

ONE PIECE

第1089話 「立てこもり事件」

以前の感想に「次のシーンがフーシャ村でもびっくりしないようにしたい」みたいなことを書いたんですが、本当にフーシャ村が出てきて、結局めちゃくちゃびっくりしてしまいました。マキノさんの子ども(?)にマキノさんがルフィのことを「ルフィお兄ちゃん」って呼称で話しかけてるのがなんか好き。

今回は世界情勢編のまとめといった感じでルルシア跡地(?)の大穴の存在と、全世界で海面が1m上昇したという大事件が出てきました。この穴ってどう見てもエニエスロビーの大穴と同種なんじゃないかな……と思うんですが、同じだからといってなにがわかるわけでもないのでこれ単体では考察材料としては不足している感じ。ただ、この大穴と海面の上昇がセットだとすると「本来、穴が開けばそこに海水が流れ込んで海面は下降するはずでは?」という疑問が現れます。なんなんだこの穴……。

また、こういった海面の上昇がこの世界で続いているのだとすれば、リリィの手紙にあった伏せられていた文字はやはり「沈みゆく世界」だったのでは?という気がしてきます。

エッグヘッドにはかつて見たことないほどの海軍が集まっている様子。海軍3万人って、もはやちょっとした戦争だと思うんですが、四皇、ニカ、ベガパンクの要素が重なっているとなるとこれだけの戦力を投下しなければならない理由も納得。また、脱出した研究員たちの船を沈める指示が出ているので、また一般市民(研究員は一般市民ではないかも……)が大勢亡くなるのでは!?という不安がすごい。

結果的にヨークの裏切りの理由とその方法が明かされるも、そのヨークを人質に麦わらの一味がエッグヘッドに立てこもった形になりましたが……、本当にここからどうなっちゃうんだ!?

  • 気になる点
    • サターンが来ているのでセラフィムの命令権取られるかも
    • ルッチたちここからどうするんだろう、本当に
    • そういえばここに黒ひげたちも向かってきてた気がする……。

毎週クライマックスなので全然飽きが来なくて本当にすごい。情緒はめちゃくちゃになります。

【読み切り】GOD ARMS

Boichi

え……おもしろすぎる……。

これを1話にして今すぐ連載してくれ……。

神話の神 VS 人(+スサノオノミコト)をベースに、世界観は現代ファンタジー、主人公の能力はファンタジックではあるものの、その出力形態は現代の地球の物理法則に従う、という面白さの要素しかない読み切り。ここから侵略してくる神が続いて……って感じにすればこのまま連載できると思うので、どうかこのまま連載になって欲しいと思いました。

実際、連載の準備用の読み切りのような気がするので、連載になるのを楽しみです(気が早いかも)。

アオのハコ

112 整理できたんだ

雛の立場を考えるとすごく切ない回でしたが、振られた側の心情って書くのがすごく難しいと思うので、それをしっかり話の中に落とし込んでいるのが流石だな~と思いました。これ見た感じ、眼鏡の男の子は雛のこと好きなのかな!?と思うと結構ドキドキします。

夏休み絵日記

イレギュラーな仕事で作者の方は大変だったかもしれませんが、こういう企画好きなのですごくよかったです!!!
(今さらだけどこれアンケートで出せたんだろうか……。出したかった……)

平助は単行本のおまけでもそうだったけど、コミュ力ホントに高いですね。

ホラー映画におびえる天幕も良かったです。

めちゃくちゃになってる夜桜の日記も良かった。

アスミカケル

Round8 心新た

まだ8話なのにこんなにおもしろいの、すごすぎる。センターカラーもさわやかな感じで良かったです!

このまま兄貴が悪役って感じで行くのか!?と思っていたら実は他の家族とは連絡を取っていたり、仕送りまでしていたことも発覚(しかも二兎のジム代はそこから出る可能性が高そう)。変に作中キャラクターにヘイトをため過ぎないようにして、あくまで試合は試合としてさわやかに(?)描いていきたいのかな?と感じました。スポーツものとしてはその方がバトル物と差別化できて良いような気がします。

動画がアップロードされたことで家や学校でも格闘技をやっていることがバレ、ここから先は家族や級友(?)の協力を得てまともなスケジュールでMMAを学んでいく流れなのもスポーツものとして真っ向勝負している感じで好き。また、奈央さんと特訓していても無駄な性的な表現がないところも安心して読めてよかったです。

次回からは奈央さんの戦いがフォーカスされるっぽいので楽しみ!!!冒頭の意味深な人影と過去の深刻な怪我が繋がってるのかな……と思うんですが、このマンガのテンポなら近いうちにその辺りの話も明かされそうでそれも楽しみです。

ウィッチウォッチ

119 災いの日-⑦

搦め手のトキヨに対し、真っ向から自らの心の強さで対峙したカンシの強さが光る回でした。 カンシのお父さんの考え方

上の世代の因縁を引き継ぐことはない お前はお前の世代を作れ

というのがすごく良くて、両親も、そのあとに出会った友人たちもいい人たちで、そういう人たちに囲まれて育ったカンシの良さが発揮されたのがとてもうれしかったです。前回の話は結構ショックが大きかったので、本当によかった~!

キルアオ

page 16 詰んだ

子どもの姿になっても殺し屋としての特訓はしているみたいで、社会人(?)って大変だな……と思いました。

今回はWデート回だったんですが、キルアオの持つポテンシャルホントに高いな!?というのと、色んなジャンルに話を広げられるのが強いな……と思いました。この辺、本当に強い。天馬もすぐに再登場してきて、出てきたキャラクターをその都度掘り下げていっているのも上手いと思います。安定感も納得。

かわいいデート回だと思っていたらラストで信じられない窮地に陥り、しかもサブタイトルが「詰み」なので結構普通に心配です。

逃げ上手の若君

第121話 少年時代1337

結城宗広がヤバすぎて他の話が全然入ってこなかった。多分今回は新田義貞の息子の登場と親王殿下への拝謁の方が重要なのに……。

太平記読みたくなってきました。新田義興はかわいかったです。

夜桜さんちの大作戦

作戦189. 七悪ダンジョン

敵との戦いのシステムがRPGというか、ソシャゲの戦闘システムみたいでおもしろかったです。 なんだかんだドラゴンボールの時代から(?)戦闘力が数値で表されるのって盛り上がりますね。

最近、狂一郎のかっこいいところとキモイところのバランスが絶妙でいいと思います。

鵺の陰陽師

第13話 藎器の解放

このマンガ、設定をサラッと出すのがうまくて設定を読み流したいタイプにも設定をしっかり知っておきたいタイプにも優しくていいな……と思います(私は後者)。今回だとなぜ藎器の解放に幻妖を倒す必要があるのかのところですが、いわゆる「錆落とし」というのも腑に落ちる感じでよかった。

代葉のつらい現実を挟んでから成長したことにより自分が彼女に勝つことが難しいことを肌で感じてしまう学郎のシーンに繋がることによって絶望感が増し、その上で自分の力を再認識して鵺さんに頼る……という流れがスムーズですごく読みやすい。序盤からずっと言っているような気がしますが、構成力の高いマンガだな……と読む度に感じます。

とか言っていたらもう決闘当日になっていた。展開も早い。好きです。

アンデッドアンラック

No.170 動きたいんだ

マジで学校生活を満喫していたし(写真で表現することでページ数は削減していた)、不動の能力が発現してなお卒業するまでサポートする宣言をしたのでこのまま学園編が続くのかもしれない……。勢いがあってめちゃくちゃ好きです。

また、ちょっと前まで武道大会してたり、その前は宇宙にいたマンガとは思えなくてすごい。このまま全てをぶっちぎって欲しい。

ループ前での不動の力によって起きた悲劇のことを思うと、今回は本当に良かったね……という気持ちになります。

一ノ瀬家の大罪

第36話 けんたの発覚

大体先週書いた通り、けんたが真っ黒だったのが結構ショックでした。 なんか、予想していたにも関わらず結構ショックだったことを思うと、いきなりこれをぶつけられていたらめちゃくちゃショックだったと思います。

この嫌な感じ(誉め言葉です)、タコピーの原罪の序盤や、一ノ瀬家の大罪の夢の中での翼のいじめシーンの嫌な感じに寄ってきていて、これが本領だな……!という緊張感があります。

ともあれ、この最悪のタイミングで母も颯太と翼の現状に気づいたようなので、今後もまだまだ不穏(テレビに8/7の表示があるけど、これが伏線になってたりするのかな……わかんないな……)。

アイスヘッドギル

第6話 真王家、蘇る

サナの「レリクス」めっちゃ強い。これってギルの斧もレリクスで、何らかの覚醒を経てサナの弓矢みたいな感じになるのかな?という期待ができていいな~と思いました。

リッチ側の勢力があんまりよくわかっていなかったんですが、今回敵側のアジト(?)みたいなところが書かれたことでちょっと把握できた気がします。一番えらい(?)と思われるリッチたちの「父」がギルの父の体に入っているというのはこれまでのリッチの描写を思うとかなり残酷な事態を引き起こしそうなので、個人的にダークファンタジーを期待している身としては今後の展開が楽しみです。

テンマクキネマ

17 撮影夏合宿、1日目

もっと爆速で合宿が終わるものだと思っていたので、思ったよりも合宿の様子が見られてうれしい。

天才を女優にしていることでぶつからなかった演技の壁にここでぶつかるのか……というのは意外でしたが(姫希内の問題の解決が重なると思っていた&合宿先だとそれが難しそう)、どこかでは引っかかる問題だと思っていたので、いよいよという気分です。

ここがこのマンガとしても「渚」としても分水嶺になるところだと思うので次回どうなるのかが気になるところ。

暗号学園のいろは

第三十五号 「川沢汙を納れ戦争疾を蔵す」

サブタイトルの元ネタは「川沢汙を納れ山藪疾を蔵す」。元ネタを知らなかったのでなるほど!と思いました。

今回でいろはくんの足枷が外れ、またその開けるための暗号のヒントはちゃんと事前に出ていたというしっかりした伏線がよかったです。ただ、目下一番の謎は得手仕手クオッカが一体何者なのか……というところ。最終的に明かされない謎な気がします。

看守役の交代が可能だとは思っていませんでしたが、可能だったようで匿名希望の救出に向かういろは。戦略的に助けないこともあり得るのかな~~~と心配していたんですが、ここは少年マンガらしく正面から行ったので安心しました。それにしてもいろはの身体能力半端ないな……と思うのと同時に作画のうまさも半端ないな……と思いました。

いろは、基本女の子のようにかわいいのに、ここぞというときはしっかりかっこいいのが最高。

3巻もよろしくお願いします。

人造人間100

第33話 結託2

ラストバトルっぽい100vs99。99の能力が思ったよりも強力でどうするんだ……と思っていましたが、最終的にはあしびとの合体技が切り札になる様子。っていうかこれ、あしびって再生能力を利用して燃えた自分の肉を普通の肉体ではあり得ないスピードで回復しながら炎を出しているんだと思うんですが……その尋常ではない発想があしびの覚悟を感じさせて良かったです。

絵もどんどん上手くなっていて、今回だと氷の見開きやあしびと手を結んだシーンの入り方、その後のあしびのカット辺りがめちゃくちゃかっこよかったです。ここからストレートに勝つのか、勝ったとしても100はどうなるのか、とまだ楽しみなところが多いです。

ドリトライ

第14話 行方

ここで父親の話が出てきたということで、話がまとめに入ったのかなという印象です。おそらく父が戻らないことには理由があると思うんですが、そこでもう1バトルあるかどうかって感じなのかな~と思っています。

虹村の最後は結構悲惨な感じでしたが、このマンガは今までも敗者には結構容赦なかったですね……。

***

今週は出先からだったので短めにまとめました。次は2週間ぶりのジャンプなのでとても楽しみです!!!