表紙は SAKAMOTO DAYS。デザインがスタイリッシュでいいですね。
また、最近浮かない顔をしていることが多い南雲の元気そうな顔が見られてうれしい。因縁の3人……?と思わせつつ、本文を読むと違う味わいが出てくる人選は意図的なものなんでしょうか(半々な感じがする)。
今回は推しのマンガ(SAKAMOTO DAYS)の話が長くなりました。
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SAKAMOTO DAYS
DAYS 129 再会
巻頭カラー
正義、侵攻。
巻頭カラーはスラー陣営と言うよりはアルカマル組。めちゃくちゃかっこいいけど、鹿島のことを考えるとなんとも言えない気持ちになるイラストです。鹿島は本当に大丈夫?
さらっと JUMP SHOP で作品単独フェアの情報も書いてありました。SNSによれば坂本の誕生日に合わせて開催とのこと。JUMP SHOP行ったことない(と思う)んですが、行けたら行きたい。
本編
- 表紙+巻頭カラーに合わせてなのか、本編は情報が盛りだくさんでした。作中の経過時間で言えば10分もないと思うんですが、よくこんな短時間に色んなことが起こるな……。状況の整理のために今回起きたことは箇条書きにしておきます。
本編の出来事
- 晶と京、有月(スラー)と鹿島の元に到着
- 鹿島の反応的に、京はORDERに所属→スラー陣営に所属っぽい。
- また、ここに来るまで音信不通だったため、裏切り(?)もバレていなかった。
- おそらく今回のことでスラー陣営もクビになりそう。
- 有月「やっと会えてうれしいよ」
- この有月と晶に面識はない?
- 名前は聞いていたらしく、知っている(過去編で名前出してるのもある)。
- 晶「リオンさんは私の姉であり親であり親友だった」
- 晶「たった3人しかいない大事な家族…」
- 思ったよりもリオンと晶の関係が深そう(闇も深そう)。
- リオンを3人として数えているのか、リオン+他2人いるのか、どっちにも取れるのでちょっと困惑する。
- 坂本・シン・周も到着
- 正直もっと遅れると思っていたので思ったよりもだいぶ展開が早い。
- 晶が有月を刺す
- 刺される寸前に有月が目を閉じている、そもそも実力的に晶に刺されるレベルではないことから「わざと刺された」可能性もありそう。
- 有月、赤尾リオンとしか思えない言動
- リオン?「いいタイミングで代われたぜ」
- 晶の身長、坂本の懸賞金10億円に言及(有月は知らないはずの情報)
本編の出来事を振り返って(?)
急!!!
あまりファンタジーに考えないなら「有月が自分の中に作り出した『赤尾リオン』のエミュレート」が一番ありそうな線なんですが……(有月がリオンを本当に殺害しているのであればそのストレスが赤尾の人格を生んだとも考えられるため)。
・ 人格が変わった際、目の描き方が変化する
・ 晶の身長という、有月の知らない情報を出す
・ ここで懸賞金10億の話を引っ張る
・ 『殺しの線が見える』動きはリオン・晶の固有能力
・ ラストのコマでリオンの姿を重ねて描く
個人的には、ここまでやったら流石に「赤尾リオン本人の人格(少なくともコピー)」ではあるんじゃないかと思います。
補足すると、「晶の情報」「懸賞金10億」に関してはリオンから口頭で伝えられていれば知っている可能性はあるんですが、直前に「晶を知らない有月」のシーンを挟んでおきながら、伝聞で知ってたって、する!? また、ここで明確に「殺しの線」の動きをしたとは描かれてませんが、坂本が「この動き…」って思っているので赤尾固有のものなんだろうな、という仮定をしています。
「どうやって人格を移したのか?」というのは今考えてもわからないので、わかっていることだけ考えておこうと思います。
有月の中のリオンは何者か?
- 考えられるのは「①有月が作りだしたリオンの人格」「②リオン本人の人格(真)」「③リオン本人の人格(複製)」「④有月の演技」多分この4つ。
- この中で明確に否定できるのは④で、理由はシンが「本心だ」と明言しているため。
- 前述の理由から個人的には②か③だと思っていますが、③になると「人間のアイデンティティ」に踏み込んでしまい、テーマが複雑になりすぎる気がするため、②なんじゃないかな~と思います。
- ただこれだとやっぱり「そんなことできる世界観だったんだ!?」という驚きは・・・ある!
- あと可能性としては「リオン本人が有月に姿を変えていて、リオンの中に有月がいる」もなくはないですが、これだと過去のリオンの死体など、説明箇所が増えすぎる気がします。
有月の人格
- シンは「2人」の声と言っている。
- 晶を見た際に「リ……」と漏らしているため、有月はリオンの人格を知らない?
- とはいえ晶を見た際に「リ……」と漏らしているのは自分の中のリオンに呼び掛けている可能性もある。
- 有月が独り言を漏らしているシーンがあり、これがリオンとの会話ならやはり知っていることになる。
- また、有月とリオンがそれぞれの人格の時に行っていることをお互いに把握できるのかは不明。
- 有月とスラーの人格とリオンの人格がそれぞれあるとすると声は「3つ」になるため、数が合わない。
- 有月とスラーは同人格であり、一人称や二人称のブレは有月の精神が不安定なため?
- 有月とスラーは人格が分かれているが元は同じ人間であるため声は「1つ」と換算される可能性も?
リオンの目的
- 現状謎だが、おそらく来週ある程度語るような気がする。
- 少なくとも「代わって」すぐ襲い掛かってくるほどの敵愾心はない。
まとめの振り返り
考えをまとめてみましたが、全然わかりませんでした。なんにせよ、来週ある程度わかるだろうことをこんなに書く必要はあったのか?と思いますが、私の心の整理のために必要だったと思うことにします。
リオンの目的についてですが、個人的にはあの坂本・南雲と親友であったリオンが「悪意」で行動しているとは思えないので(思いたくないだけかも……)、何らかの理由があったのではないか?と予想しています。
具体的には「何らかの理由で破滅的な行動を取ろうとした有月を止めてもらうため、坂本(と南雲)をこの騒動の中心に引っ張り出す」辺り。今まではリオンが生きている場合、自分の体があると予想していたのでこんなに回りくどいやり方をする必要があるのだろうか?と思っていたんですが、自分の意思で動ける時間が少なかったのであれば苦肉の策で行った可能性は……ありそう!
10億は気づいてくれても気づいてくれなくてもよかったのかもしれません。実際、南雲は懸賞金がWebサイトに載る前に坂本に伝えに行っているため、成功したようなもんです(多分)。
坂本の家族を危険に晒す行為ではありますが、放っておいたら坂本の家族どころではなく一般人が巻き込まれるので、そこは仕方がないかなという感じ。過去編でも「一度でも裏社会と関わったら完全に抜け出すことはできねぇ」って言われているので(キンダカ……)、そこら辺は少なくとも坂本は承知だと思うし……。
それにしても今後の動きの予想が全然つかなくなってきました。
情報を整理して考えてみます。
坂本商店陣営
- 坂本・シン・周
- 「家族(及び大切な人)を守る」
- 「晶に人殺しをさせない」
- 「坂本の懸賞金を取り下げる」
- 懸賞金の取り下げは最終目標? また、大切な人を守る上でスラー陣営を倒す必要があると考えているのかは不明。
- 平助
- 不明。シンにメールをしたらしいが、不穏。
- 坂本の家族+ルー
- 静岡へ(静岡!?実家とか?)。
- 夏生
- 日本で療養中?
スラー陣営
- スラー/有月
- 「殺連を潰し、殺し屋を自由にする」
- 鹿島によればこれをやると実質日本の治安は崩壊するらしい(私もそう思う)。
- 鹿島
- 「スラーによる新たなる秩序の創造」
- スラーの目的は↑だったので、思っていたのと違う様子。
- 今後どう動くかは謎。今週はまだX様って言ってたのでまだ慕っているらしい。
- スラー・鹿島以外
- 楽、ハルマ、キャロライナ・リーパー、虎丸、マフユ?+天弓と牛頭もここで合流?
- 熊埜御がどういう状態なのかは不明。腕取れてたけど鹿島が診なくていいのか?
- 日本に出発したとのこと。
殺連・ORDER陣営
- 全体の方針
- 「スラー陣営の抹殺」
- 「早くなんとかしろ」とのこと。いい加減な指示出すな(怒)。
- ここに「豹の敵討ち」が入るかもしれないけど、流石にORDERレベルになってくると私怨で人殺しはしないような気がする(京は例外)。
- 南雲
- ↑の命令を聞きつつ、個人的に「リオンの死」の真相を追う。
- 南雲は樋口・小林の襲撃時に殺連内部にスパイがいることに気づいている節があったが、現会長に対してどのような感情を抱いているのかは不明。
- とはいえ現会長派と敵対していた四ツ村を味方に引き入れているため、思うところはありそう。
- おそらくリオンの人格がスラーの中にいることをまだ知らず、「赤尾が……、生きてる?」の状態になっていると思われる。いい加減マジで不憫になってきた。
第三勢力
- 晶
- 「リオンを殺したスラーの殺害」
- リオン本人の人格がスラーの中から出てきたので、どうするのか謎。
- 喜ぶのか、キレるのか……、どっちも想像つく……。
- 京
- いい映画を撮りたいらしいが、あまりにもうるさいため、リオンに黙らされた。
- 死んだ?
今週の SAKAMOTO DAYS まとめ
……?
なにもわからない……?
都合よく考えれば、そもそもの発端は現会長になっているであろう麻樹なので(アルカマルまで遡ったりするともっと前ですが……)、最初からここにターゲットを絞れていれば坂本・南雲・有月は協力体制を敷けた可能性はあったんじゃないかな~と思うんですが……、今となっては有月陣営は既に殺連支部を壊滅させた上、豹を殺害しているため、秩序という面からも豹・赤尾の仇という面からもここが協力体制を取るのは至難の業でしょう。有月に至ってはもはや正気なのかどうかも怪しいし……。あとスラー側も宇田君が犠牲になってるし、両陣営引くに引けないのが現状だと思います。
ちなみに殺連関東支部襲撃事件はちゃんと調べたら「20XX年9月某日。死亡者176名。負傷者3名。行方不明者1名、日本国内のプロの殺し屋は4分の1に減少した」とのことでした(コミックス7巻参照)。この文章だけ見ると、殺し屋が減って良かった~とも取れるのがおもしろいと思います。
となると、坂本がどう動くのかにかかっているような気がしますが、坂本は坂本で殺し屋自体は引退している上、基本的には「自分の守りたいもの」を守るのが第一目標っぽいのでどこまで事件に関わってくるかというところが難しい。だからこそスラーの目的を「殺連を破壊し、殺し屋を世に放つ」という大規模無差別犯罪を誘発するものにしたのかもしれません(否応なく事件に巻き込まれるため)。
来週号でリオンがスラー側の事情を語ってくれればある程度今後の方針もわかるんじゃないかな~と思うので楽しみです。だったら来週号読んでから状況整理した方が良かったんじゃないか?と思いましたが、もう書いてしまったのでこのまま載せました。
あと今さら気付いたんですが、サブタイトル「再会」だし、やっぱリオン本人かな……いや……。
アオのハコ
111 ご褒美
実はまだ単行本を読み途中で本誌に追いついていないんですが、付き合ってから初めての(初めてじゃないかも)2人きりの日……みたいなシチュエーションを見逃したくなくて読みました。とてもよかったです!!!
逃げ上手の若君
第120話 顔合わせ1337
以前、大将を大学生と高校生に例えた後のこのセンターカラーはなんだか心に染み入るものがあります(現代パロにしては窓の外があり得ない感じになっているのも好き)。
北畠顕家の描き方も魅力があり、また、今後戦いをともにする武将達もなかなか個性的で飽きさせない展開が上手いなと感じました。
敵の家長の策も上手く行っているようなので、不安と期待のバランスがいい感じ。
アスミカケル
Round7 始まり
ここまでがプロローグだったんだ~!!!という回。ちゃんと見てみればサブタイトルも「始まり」になっていました。ここまでがプロローグだった、と言っても読んでいて「まだ助走だから退屈だな~」と感じさせることなくここまで書き切っているのがすごい。
また、兄が家を捨てた悪人で、主人公が家に残った善人のような描き方ではなく、兄側の葛藤もきちんと描き、また、弟と対戦する際には自分が減量しようとしているあたり、根っからの悪人という立ち位置ではないところが良かったです。
「俺達は…」
「もう先に進めねぇのかよ…!!」
「分かんねぇだろうなぁ」
「元々お前はじじいの事そんなに好きじゃなかったもんなぁ…!!」
この辺のセリフはまさに悲痛な叫びって感じで読んでてつらかったです。祖父は祖父で自分が記憶を失っていることにショック受けているのが本当にキツい。二兎にはこのとき祖父の側にいなかったという引け目があるから、今の状態なんだなというのがわかるのが……。
ただ、この後で「かわいそうな兄なのでこんなことをしたとしても仕方がない」とはならず、ちゃんと別の人間に窘められたり、奈央がタクシー代と治療費絶対取ろうとしてるとこが良かったです。
また、ここで奈央が「仕方なかったね」とか「あんな卑怯なやり方したやつなんて気にするな」とかではなく、「負けたくなかったよね…!」「悔しいね…!」って泣いてくれて、あ~~~最高のヒロイン~~~!ってなりました。主人公の二兎が自分の感情をあまり表面化しないタイプなので、こういうヒロインが映えるんだな~と思います。なんか私まで泣いてしまった。アドバイスに関しても、言いっぱなしではなくちゃんと試合を思い返した上で反省しているのが真面目で良い。
斯くして50点を~
このモノローグが繋がって、ここまでが一区切り!ってわかりやすいのもいい!格闘技には元々あんまり興味なかったのに、話がおもしろすぎてするっと入ってくるのですごいマンガだな……、と思いました。
【読み切り】忍CHAOTIC
平たくみ
先週の「殺陣ロール」が「殺陣+令嬢」なら、今週は「忍+妖怪退治」もの。関連性のなさそうな要素2つから新しい概念を生み出すって言うのは基本でありながら、基本だけにハマればしっかり作品テーマとして通用するというのが感じられてよかったです。
妖怪を「妖邪緲怪の略」と定義していたり、「一般人でもハイテクの力で忍者になれる」という令和っぽさのある設定だったり、連載を意識した読み切りなのかな?という広がりが感じられたし、実際に連載で読みたいな~と思わされました。
鵺の陰陽師
第12話 代葉の家
思ったよりも代葉の家での待遇悪いんだな……という描写からの今回の胸くそ展開、この辺りも考察するよりも早く話が進んでいる感じで「待たされている」感じがなく、好印象。このマンガはあまり出し惜しみとかせずにどんどん話を進める作風だと思うんですが、個人的にこういう作品と自分の相性が良いんだと思います。
代葉が暴力を振るわれるシーン自体をカットし、「罰として怪我を治してもらえない」というシーンにすることで、最小限の情報で最大限の胸糞を表現する手法が上手いなと感じました。この胸糞展開からの学郎の覚醒(?)に繋がるのもテンポがいい。
マジで当主がアレすぎて、本当は狂骨も代葉のことなんとも思ってなかったらどうしよう……と不安になってしつこく読み返していたら、代葉が寝ているシーンで手を繋いでくれていたことに気がつけてよかったです。本来は「2人は良い感じなの!?」ってなるとこだと思うんですが、代葉がかわいそう……という気持ちが強すぎて、「よかったね……、よかった……!狂骨……代葉を守ってくれ……!」みたいな切実な気持ちになってしまいました。
狂骨、絶対に代葉を裏切らないでくれ。
学郎が良い人系主人公なのは1話から相変わらずですが、ここで「任務に失敗した藤乃さんを家の人から守れるだけの強さが要る!」と「なんのために」「どの程度の」強さが必要なのかを理解しているところが好感度高い。
代葉を頼んだぞ、学郎!
私は代葉のなんなんだ?
キルアオ
page 15 決着&告白
決着はわかるけど、告白って……なに!?と思っていたらまさかの天馬→千里の告白のことでした。なんとなくシンにもフラグが立っている感じがあるので、このマンガ、サブキャラ同士でフラグが立っていくタイプのマンガなのかもしれません(私は好きです)。
シンの時もそうでしたが、勝負の後は嫌な感じをずるずる引きずらず、ちゃんと謝罪(これも言葉だけではなくしっかりした謝罪だった)し、後日談という流れが重くなりすぎずに読めていいマンガだと思います。良い意味でマンガらしいマンガというか……。
「目立たず…?」
「平穏に…?」
「勉強したい…?」
ここで全然共感し合えないところが良かった。
しかし、15話にして既に平穏には暮らせなさそうな感じになっていますが(家庭科部やクラスメイトには超人っぽいのバレていると思うし)、どれくらいこの感じが続くんでしょうか。ノレンも気にしてしまっているみたいなので、近いうちに転機がありそう。
夜桜さんちの大作戦
作戦188. 北の果ての小島
これは絶対本誌途中からじゃなくて最初から読むべき回だったな!!!と思いました。
今回は(多分)七悪ダンジョン編の導入という感じで、情報量の多い回でした。ダンジョン回がどんな感じになるのか来週が楽しみです。
アンデッドアンラック
No.169 学校って
作者はアンデッドアンラックで全てのジャンルを網羅しようとしているのか?
自然に学校編が始まったし、おもしろかったので満足していましたが、よく考えると前回までの武闘大会編(?)と同じ世界って言うのに結構無理があっておもしろくなってくる。
でもよく考えなければ自然に読めるくらいのパワーで読ませてくるマンガっていいマンガだと思います(別に話が破綻しているわけでもないので良いと思う)。
ウィッチウォッチ
119 災いの日-⑥
最初「あれ?今回は話が繋がらない特殊回?」と思ってしまったのがめっちゃ悔しい。1Pから「この人誰だっけ……」と思いながら読んでしまったのも悔しいです。
前回のバトルが(魔法は使っていましたが)結構物理バトルだったので、今回の絡め手がどんな感じの戦いになるのか楽しみ……いや……、正直心配です……。ハラハラする。
アイスヘッドギル
第6話 真王家、蘇る
サナの矢(弓ではなく?)が「レリクス」ぽいことがわかったので、仲間になる流れが濃厚になってきた感じがします。なんだかんだ仲間が増えるかも!っていうのは冒険ものの醍醐味だと思うのでわくわくします。
また、私があまり読み込めていないからだと思うんですが、「地獄のリッチ」って言うのが1人(?)の個体を指しているのか、リッチという種族を指しているのかがよくわかっていないので、その辺りもうちょっとわかりやすいとうれしいな~と思いました(多分別の個体だと思うので種族なのかな?と思っている)。
暗号学園のいろは
第三十四号 「一記当千」
A組最強メンバーを集めただけあり、濃姫もまた文句なしの圧勝(あれを勝ちというのかはわかりませんが……)。圧勝は圧勝でも前回の匿名希望とは全く違った勝ち筋なのがおもしろいと思います。
実際、暗号を作るだけでも大変だろうに、今回のようなストーリーに合わせた「3つの答えがある問題」を作るとか、どういう頭脳を持ってすれば可能なんだ!?このマンガ、怖い……。ツーカーポーカーでもありましたが、こういう「抜け道」を連発するわけでもないところもマンガとしておもしろいと思います。
このままA組の快進撃を見せてもらえるのか!?と期待したところで匿名希望のピンチ。まだ活躍していない「悪役令嬢」の見せ場があるのか……、それともいろは君のかっこいいところが見られるのか……、来週が楽しみです。
アンケート入れ忘れないように気をつけました。
一ノ瀬家の大罪
第35話 翼の生活
翼が実家(?)を離れて颯太の疑似家族の方で生活を始めてしまってるの、大丈夫!?
色んな意味で全然大丈夫じゃなさそうな感じの流れから、やっぱり大丈夫じゃなさそうな引き。個人的にはけんたくんが「最初から全然不幸とかではなく、颯太がなんでもしてくれるから居候気分でわがままを言いに来ている」とかだったらマジで最悪で興奮するな……と思いました。
そもそもこのシーンが現実なのかもわからないので(もしかしたら夢かも……と思っていたんですが、夢ならこんなに不穏にならないかも)、続きを待つことしかできない……。
テンマクキネマ
16 怒濤のロケ撮
今回も部員掘り下げ回その2って感じでした。
みんなで楽しく撮影+女装もあるよ!という感じに青春マンガあるあるを詰め込んだ回で、こういうのは学校(+部活)ものの良いところだな~と思います。姫希も母親の存在の匂わせがあったので、渚を通じてこの辺りの伏線も回収するのかも。
合宿に来るに辺り、「ちゃんと仕事を巻いて終わらせてくる」という描写がしっかり入るのが現代だな~としみじみ思います。
ドリトライ
第13話 技の極意その3
先週「その2」じゃなかったのに!?と思っていたら別にそういう連番じゃなかった。
試合中に薬物を注射する対戦相手ってホントに嫌すぎますが、それにしっかり対峙して「心の強さ」を誇示する主人公はかっこいいと思いました。
また、主人公の打たれ強さが「なんかそういうフィジカル」とかではなく、ちゃんと理由があるのがよかったです。身についた経緯が治安悪すぎるとは思いますが……。
来週しっかり勝利!って感じになりそう。
人造人間100
第32話 No.99
モートセーフの壊れ方が半端ねえ!!!こんなことある!?
でもこの見開きの絵の雰囲気とかすごく良くて……、やっぱもっとこのマンガを見ていたい……!!!って気持ち。そろそろ話を畳みに入っている感は否めないので強くは言えないんですが……。ていうかやっぱルカめっちゃかっこいいな、もっと見たい。
「護衛は.No100で崩せても」
「最後はNo.100が立ちはだかってしまうから応援が欲しいのに…!!」
No.100側はともかく、人間であるあしび側もここでちゃんと線を引いているのがこのマンガらしい価値観だなと思いました。人と人ならざるものの違いというのがテーマの根幹なんだろうな……。そこを貫いているところが好きです。
その決定的な差違が生み出すものとして、「人間が作った人造人間」と「人造人間が作った人造人間」の比較が起きる物語の構造もすごいな~と思いました。描きたいテーマをなにを使って表現するか、というのがしっかり作られているんだなと感じられるのが好きです。
また、「あしびの肉のよさの証明のためにNo.99が壊されることを望んでいる」という我欲でしかないNo.1の「理解し得ない」精神構造の描き方もすごくいい。
雰囲気的にここで最終バトルになっちゃうのかな……と思うんですが、どうなるんだろう。お盆明けにどうなるかって感じなのかもしれません。
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次週は合併号!集合表紙が楽しみです!