【WJ】少年ジャンプ 2023年 26号 感想

今週はONE PIECEと僕のヒーローアカデミアが休載でややさみしい号でした。ヒロアカは突発休載だと思うので、作者さんの体調がちょっと心配です(体調じゃないかもしれないけど)。

先週の少年ジャンプ2023年25号もそうだったんですが、少年ジャンプのイメージカラーって「赤」っだと勝手に思っていたので背景青+赤バイク(赤い小物)の組み合わせがすごくスタイリッシュでかっこいいな~と感じました。

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SAKAMOTO DAYS

DAYS 120 終局

もしかしたら赤尾リオン生存の可能性もあるかな~と思っていたんですが、巻頭カラーの回想の感じや見開きカラー+アオリの感じ、多分生存はないな……って思って開始3Pで泣きました。やっぱり生きてて欲しい……。私のためにも晶のためにも……。

ちょうどこの辺を読みながら過去の単行本も読み返していたので、この状況からの「南雲」「Xは有月だった」「…それって君があの時殺し損ねてたってこと?」「笑えない冗談だな~」(単行本7巻:DAYS 55 ブレーク)って会話だったこともわかりました。

南雲の要請で坂本が現場に向かい、有月を始末したはず(状況的にも感情的にも坂本が取り逃がすはずもない)なのに生きていた、となればショックを受けるのも納得。

今回は坂本と有月の戦闘回でしたが、構図のかっこよさを保ちつつ、2人がなにをしているのかわかりやすい絵なのが「天才!?」って感じでした。私は結構、戦闘シーンは「戦ってるな~(なにをしているのかはよくわからない)」になりがちで、かつかっこよければそれでいいなと思っているんですが、SAKAMOTO DAYSはかっこよさとわかりやすさを兼ねた絵ですごくいいなと思います。

ということに今週初めて気がつきました。週刊連載ってすごくわくわくしながら読むので、1回読んだだけだとそういう細かいところになかなか気付きにくいですね。

有月の頭部を撃たなかったとはいえ、坂本が有月が生きているのをあっさり見逃すとも思えないので、この辺りはもうちょっと補足があるような気がします。坂本が晶に言った「赤尾との約束」がなんだったのかもまだわからないので……。

個人的には赤尾が死ぬ直前に自分が死んだことを姪に黙っていてくれって言ったのかな?と思っていたんですが、今回の感じだと赤尾がここからしゃべりそうにないのでもっと前にした約束なのかも。

来週から現在時間軸に戻ってきそうなので今後の動向も楽しみです。

ドリトライ

第4話 初戦の相手

「入院にはお金がかかる」からの「早く試合に出たい」の流れと、優華が事情を知っていることでさっそく試合をやってみよう!とスムーズに進んだのがよかったです。ここで「新人はなかなか試合に出られない!」みたいなことになると「あのスカウトなんだったの!?」になっちゃうし……。

あと、主人公の妹の治療費から逆算して対戦相手を決めるところが個人的に印象が良かったです。この時点で主人公は拳闘のことを金を稼ぐ手段だと認識していると思うので、主人公をスムーズに試合に出す流れとしてストレスが少なめ。

"赤"、"青"の組の関連の辺りが監修されてる部分なのかな~、と思って読み進めました。

今回はヒロイン(暫定)とその兄であり対戦相手との出会い回でしたが、試合前に殴られてたり、相手の右腕が明らかに太かったり(この辺はマンガ的表現なのかな!?)、すでに波瀾万丈そうな雰囲気。次回、試合!になる前に修行(?)パートを挟みそうな感じだけどどうなるかな~。

キルアオ

page 6 道徳的に無理

先週の感想でも書いた「令和の価値観」がサブタイトルに来たのでびっくりしました。

でもまあ、確かに自分に娘もいる男性が娘と同じくらいの女の子にドキドキするようなところ(少なくともそういうシーンを売りにするところ)はあまり見たくない気がするので、そう言ってくれているのは大変ありがたい。

作中でも言われていましたが、そんなことしたらノレンの身が危なくなる可能性も高いのに「蜜岡ノレンの婚約者に会社を継がせる」という発表が出たのはなぜなのか?というところが気にかかります。

また、ノレンから告白除けのためとは言え「彼氏」宣言されてしまったので、今後どうなっていくのか、色んな意味でハラハラします。ノレン側からはそこそこ好意があると思うので、そこも含めてどうなっていくのか……ってことだと思うんですが、最初に思っていたよりもだいぶラブコメ(?)要素が強いのかな?というのが今の印象。次回も楽しみです。

人造人間100

第23話 プロメテウスの火

ここで急にプロメテウスが出てきたの、ちょっと気になります。

今回はNo.100の出生についてが語られた回でした。

生まれた瞬間から火に包まれていたNo.100と、それに向かって「申し訳ない」「助けられなくて」「許してくれ」「サヤ」と呼びかける博士。単純に考えたら「博士は"誰か"を再現しようとしていた」と取れるシーンですが、実際のところはどうなんだろう……。

また、「サヤ」は女性名っぽいのでNo.100がその女性を模しているというのは納得ですが、人造人間には男性型の個体もそこそこいるっぽいので、全ての人造人間が「サヤ」を再現しようとしたものではなく、途中までの個体は「サヤ」を模していない練習台だった、という可能性もありそうです(博士の「また違った」というセリフから、No.100までにも何体かはある気がする)。

そして、No.100の特化能力が「炎」であることが判明。それを今まで忘れていた理由が「自分の体を傷つけてしまうから」という、人造人間の行動原理に基づいたものだったという設定が上手いな~と思いました。

鵺の陰陽師

第3話 忘れろビーム

ヒロイン(鵺さんもヒロインだと思う)兼、陰陽師の登場回でした。「ジャンプは3話目までを連載会議に出す」という噂のことを考えると、ここでヒロインが登場っていう展開も納得です。

2話では存在だけが示唆された陰陽師の登場からのオカルト部創設という展開で主人公達の活動拠点作品の基礎が建った感じ。2人だと部活にならないって言っていたので、メインになりそうなキャラクターをもうちょっと引き込むのかもしれないと思うとわくわくします。

この陰陽師、鵺さん曰く「一応この町の治安部隊だよ」「幻妖の多いこの町限定のね」とのこと。また、陰陽師である周防七咲も「君は陰陽師って知ってる?」「この町にしかいないんだけど」と言っているんですが、どちらも「この町だけ」というのがちょっと不穏な感じ。主人公のいるこの町自体がなんかきな臭いような……。

今のところは結構明るい雰囲気なので考えすぎかもしれませんが、ここから不穏に振れていく展開もかなり好きなので、どうなっていくか楽しみです。

テンマクキネマ

07 監督の仕事

今週でクランクイン!元々映画をとるための部活動ではなかったはずだけど付き合ってくれる部員の皆、いいやつだな……と思いました。

心配だった技術面に関してはややご都合主義な部分はあると思いますが(あるな~と思うだけで批判しているわけではないです)、それぞれが元々持っていたスキルを映画方面に活用していく!ってところが学生らしさがあって好きです。

大人数での撮影になると存在感が希薄になるのでは?と心配だった天幕は、用語解説要員として活躍。この辺りの役割分担には安定感があります。

粛々と映画を撮っていくだけだとちょっとインパクトに欠けるんじゃないかと思っていたんですが、ここで元の「どうしても撮りたい画がある」という要望でちょっと無茶をする展開へ。映画を撮影するに当たって「法を犯さない」「他人に迷惑をかけない」「映画撮影に対してみんな真面目で優しい」ので読んでいてストレスが少なく、私はそこが好きなんですが……、エンタメとしては物語の起伏や刺激が足りないと感じる部分はあるので、来週の展開に期待したいと思いました。

一ノ瀬家の大罪

第26話 詩織の告白

都合のいい「夢」だと思われていたループ世界での影響か、翼が目覚めてからの家族(父・母・翼・詩織)に上手くなじめずにいた詩織とちゃんと向き合えていたのがよかったな~と思いました。

実際、事故前後の一家がどれだけめちゃくちゃだったのか、それがこういう風に解決した風になってよいのか、は色々考えてしまうんですが……、家族の問題なんだとしたらその答えは家族の中にしかないような気もするので難しいです。

いい雰囲気になりかけていたところで、今回も引きがすごかった。

  • なぜ「夢」に自分の知らない情報が出てきたのか?
  • 偽の父(颯太)は何者で、その忠告の意味はなんなのか?
  • 祖父母は一体どうなったのか?

解決するようでしないこの案配がいい感じに続きを気にさせてくるので話の作りが上手いな……。と思います。

暗号学園のいろは

第二十五号 「戦利の道も一歩から」

扉絵にてこの学園特有の役職が公開されました。

  • 暗号皇帝
  • 学園元帥
  • 学園参謀
  • 学園幕僚
  • 学年大将
  • 学級兵長
  • 学生兵

上から順に、生徒会長、副会長、生徒会会計、生徒会書記、学級委員長の長(これって役職名あるのか?)、学級委員、一般生徒って感じがします。こういう仰々しいネーミングは西尾維新らしいのかも(実は西尾維新の小説をあまり読んだことがないのではっきり言えない)。

A組からE組までの学級兵長が集まって、「クラス対抗暗号バトル」の開催とその対戦カードの決定を行う回でした。目的は「暗号学園に眠る暗号資金500億モルグを発掘するつるはし眼鏡兵器のアップデートを完了させるためのパスワード」の総取り

これに対して学園側は「学園側から暗号資産の存在を認めることはないため、表向きは学年大将を決めるための暗号バトルということにしておいて」と補足。ちなみに暗号学園は2・3年がいないため学年大将は学園元帥も兼ね、事実上の暗号皇帝内定でもあるとのこと。

思ったよりも暗号皇帝までの道のりが短い可能性が出てきたので、私はこのマンガの連載がどこまで続くのか心配です。とはいえ、対戦相手と東洲斎派には何やら因縁がありそうだったり、暗号資産を認めていないはずの先生が作った暗号に「MRG」の文字が仕込まれていたり、話の広がりは考えられていそうなのでまだまだ頑張って……欲しい……!!!

対戦カードが決まったところで今週の話は終わり。ちなみに書き忘れてしまったんですが、地味に「遺伝子改良された桜が一年中艶やかに咲き誇る」って怖い世界観ですね。

***

今週はこんな感じ!!!

途中から読んでしまっているので章を作って感想を書いてないんですが、夜桜は二刃おばさんとひふみが和解してホントによかった~~~!!!と思いました。

あとウィッチウォッチは毎回怖いくらいおもしろいな……と思うので、そのうち単行本買って本誌に追いつきたい気持ち。